価値のない仕事なんてない

働いていると辛いこと苦しいことも少なくありません。 思わず愚痴が出てしまったり、隣の芝が青く見えてしまうことがありますが、価値のない仕事はありません。
誰かが必要としている
報酬の多寡は別として、お金を出してでもやって欲しい人がいるから仕事として成り立つのです。 誰かのお役に立つこと、これすなわち仕事の本質です。
NPOや社会福祉が「ザ・お役立ち」に見えてしまう人もいるかもしれないですが、これは単なる世間知らずです。 例えばNPOや社会福祉が使うメモ用紙を生産する仕事の価値を、NPOや社会福祉の活動と比べるのは意味がありません。 メモ用紙とボールペンと、その他さまざまな道具はNPOや社会福祉の活動の一部でもあります。
貴賤はあるのかもしれない
職業に貴賎なしと言いますが、ワタシは貴賎はあることを否定しません。
そもそも貴賎という概念は人が作ったものです。 貴いか賎しいかは主観的な感情を多分に含んだものに端を発していると感じます。
仕事が誰かのお役に立っているのは客観的な事実なので、価値があることは疑いようがありませんが、 その一方で、誰かが仕事に対して貴賎を感じている気持ちも、止めようがありません。
誰かのお役に立っていることに対して貴賎を言うのも野暮ですし、それに対して一喜一憂する必要もないと思います。
価値を感じるかは人それぞれ
仕事には価値がありますが、あなたがご自身の仕事に価値を感じるかは、あなた次第です。 お客様の喜ぶ顔が見えなければ価値を感じられない、というのも分かります。
価値を感じられる場に身を置きたい、というのであれば転職して環境を変えるのが分かりやすいです。
ただ、同じ職場の中でも役割分担はあります。 ひとつの会社の中で同じ価値を提供していても、立ち位置が変わると見え方も大きく変わります。 異動、という選択肢があることも覚えておくと良いかもしれません。
- 謝辞
- 画像は Unsplash 様より使わせていただきました。