日本ではあまり知られていないスマートフィーチャーフォンKaiOSとその立役者FirefoxOS

ワタシが作ったゲームAstroBearは(当時)第三のスマホとして開発中のFirefoxOSを応援するために作りました。 残念ながらFirefoxOSは商業的に成功することなく撤退してしまいましたが、その子孫であるKaiOSには今もワクワクしています。
FirefoxOSの思い出
iPhoneとAndroidが2大スマートフォンとして認知されてしばらく経った頃、MozillaからFirefoxOSが発表されました。
細かい説明はWikipediaに任せますが、HTML5+CSS+JavaScriptといったWeb技術でアプリ開発できるように設計されていること、オープンな技術のみで作られていることなど、真に自由なスマホが生まれようとしている…!とドキドキしたのを覚えています。
日本での発売が待ちきれず、ドキュメントとシミュレータでFirefoxOS向けアプリAstroBearも作ってアプリストアに登録しました。 ちなみにFirefoxOS対応アプリは今でいうPWAとかなり似ています。 HTML5アプリにManifestファイルを追加するとFirefoxOSアプリとして認識されます。
結局FirefoxOSは発表から5年ほどで撤退。 日本国内で発売された端末は数えるほどしかありませんでした。
スマートフィーチャーフォンKaiOS
FirefoxOSは商業的には上手くいきませんでしたが技術を公開していたため派生OSがいくつも生まれました。 その中で商業的に最も成功したのがKaiOSなのだそうです。
スマートフォンを普及させるにはインフラが不十分だったり購買力が足りない途上国や新興国をターゲットにしたデバイス、スマートフィーチャーフォンとういうのがあるそうです。 スマホとガラケーの中間ぐらいのもので端末価格は驚きの1,000円から。 そこにKaiOSが搭載されています。 インドやアフリカ等で展開しており世界的に見ると結構なシェアがあるようです。
アプリ参入するなら今?
実はこのKaiOS、日本で知られていないだけで世界の有名企業は参入しています。 FacebookやYoutubeなど、有名アプリがストアに並んでいます。
先行者利益を得るには遅すぎますが、FirefoxOS譲りのWeb技術によるアプリ開発やスマホとは違う可愛らしい?見た目、またデバイスの安さなど魅力がいっぱいです。
日本のAmazonではマケプレの輸入業者による出品のようで、あまり種類がありません。 Amazonドットコムで「KaiOS」で検索すると沢山ヒットします。 日本に送ってくれるなら1台買ってみたいです。
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