地元で就職するか、都会に出るか

就職活動中の学生さんには、地元での就職を強く希望する方と都会を志向する方がいます。 初めての就職ではどちらを選ぶのが正解のなのでしょう?
正解はない
いきなりつまらない結論だと怒らないでください。。 ワタシとその友人たちの経験から、本当に 個人差が大きい と感じているのです。
東京に就職して、水を得た魚のように日々を楽しみ「もう地元に帰るつもりはない」と言い切った友人がいました。 一人ではなく、何人もの友人から同じような言葉を聞きました。
ワタシのように嫌々東京に配属されて、人の多さに疲れ消耗して地元に逃げ帰るほどに都会が合わない人は意外と少ない印象です。 望まない東京生活でも、いざ始めてみればそこまで苦痛ではない、という友人が結構いました。
ここでワタシが言いたいのは都会でも結構大丈夫だよ、ということではありません。 就活時点で地元を希望する人の割合が、実際に都会が性に合わない人の割合より多いと感じている、ということです。
就活時の心境
あくまでワタシの観測範囲ですが、学生さんたちに話を聞くと「地元:都会:どちらでもよい」で「4:3:3」ぐらいの割合でした。
ただ深掘りして聞いてみると、実は地元は仕事が少ないから都会に行かざるを得ないと諦めている方も結構おられます。 なので実際には「地元:都会:どちらでもよい」は「5:2:3」ぐらいかと思われます。
一点補足すると、進学時に親元を離れた方は地元に対するこだわりが少ないです。 地元を出ることに対する不安が地元を志向させるのかもしれません。
不安は解消しよう
ワタシは最近、地元か都会かで悩んでいる学生さんたちに対して、1週間ぐらい都会に滞在してみることを勧めています。 ウィークリーマンションを借りて、観光ではなく生活をしてみてはどうか、と。 今こそ貯めてきたお年玉を遣う時だ、と。
都会で通勤時間帯に電車に乗ったり、スーパーで買い物をしたり、社会人になったつもりで生活してみることで見えてくるものがあると思います。 本当に合わないと感じたならば地元で就職すればよいだけです。
合わない人に都会を勧める気はありませんが、大きく環境を変えるということは経験として貴重です。 やはり若さとは偉大なもので体が慣れるのも早いです。 逃げ帰ったワタシに説得力はないですが、就職で都会に出るという選択はアリだと思います。
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- 画像は Unsplash 様より使わせていただきました。