資格取得に意味がないと言う輩に惑わされてはいけない

お医者様などと違って、IT業界は資格の有無で仕事が制限されることがほとんどありません。 資格について色々言われていますが、ワタシも一言申し上げたいと思います。
誰が言っているのか
持ってないのに資格なんていらないと言う奴、いっぱいいますが無視してよいです。
どんなに筋の通った意見でも、経験に基づかないなら聞く必要はありません。 知ったかぶりのコメンテーターなので、ググったほうがよっぽどいいと思います。
逆に持ってるけど無駄と言う人もいます。 これは一聴に値するご意見です。
実際に資格を取得した上で意味がなかったという方がいれば、なぜそう思うのかを是非インタビューしてみてください。
ワタシは意味があると思う
体系的に学べる
社会人になると、学校のように体系的に学べる機会はほとんどありません。 悲しいかな今必要な部分だけ学んでその場をしのぐような日々です。
大人にとって興味のない分野、敬遠していた分野を学ばざるを得ない状況は貴重です。 そして出題範囲として学ぶ分野は、大抵何かしら繋がりがあります。 断片的だった知識がつながることで、あなたは成長します。
- 成長とは何なのか
この時、一気に視野が広がります。 インプットしてきた点と点が線になり、線と線が面になります。 これが成長だと私は考えています。
給料を上げる手段
社会人の評価、つまり給与と賞与の加減は他人の判断によってなされます。 自分の給料は自分でコントロール出来ないのです。
そんな中、資格手当 は自分でコントロールできる数少ない報酬です。 これは資格手当の制度があればの話ですが、IT企業では資格手当を出している会社が多いです。
- マネージメント職の9割方は割に合わない
教育と実践は人材育成の両輪ですが、新卒教育以降コストをかけて社員教育できていない会社は多いです。 一応資格手当があり、自分で頑張ってね~というスタンスが多いです。
IPAがオススメ
IT系と言っても色んな資格がありますが、ワタシのイチオシは何といってもIPAの情報処理技術者試験です。 高度(旧特種)は分野別に分かれてはいますが、それでも体系的網羅的に問う傾向が強く、学びに最適です。
一点注意があります。
情報処理技術者試験はステップアップする人に優しくできています。 特に午前の試験にはこの傾向が顕著です。 次々と受験→合格を繰り返す資格マニアスタイルにマッチしますが、この方法はおススメしません。
会社の後輩たちには、業務経験を積みつつ3年ごとに1つ合格するペースで受験することを勧めています。 経験と知識をバランスよく得ることが、長い目で見て成長につながる効果が高いように思います。
- 謝辞
- 画像は Unsplash 様より使わせていただきました。